こうして「ココがすばらしい」見つけは始まった
 身の回りから少し対象を広げて、「山室中部小学校のここがいいところ」をテーマにした総合的な学習を進めました。
 
 子供たちは、低学年の生活科の学習で、学校探検をしてきました。ですから、学校の中にどんな教室や設備があるかについては、ある程度知識をもっています。
 
 しかし、「ここがいいところ」を紹介するという条件を提示することによって、これまでとは違った視点で学校を見直すようになりました。
 
 まずは、カメラを持って校内を探検します。127人いれば。127通りのすばらしいがあるとわかりました。

 子供たちが集めた、「山室中部小学校のいいところ」のいくつかを紹介します。写真をクリックすると、大きくなります。

みんなが大好きなプール

広いグラウンド

自然がいっぱいビオトープ

みんなに人気の学校図書館

りっぱな椅子のある校長室

インターネットが見られるコンピュータ室

廊下に飾ってある名画

地域の方がいけてくださる花瓶の花

正面玄関に置かれた石碑

虫がいっぱいチャレンジ山

熱帯魚がいる正面玄関

学級が分かれて学習する算数教室

楽器がいっぱい音楽室

学校で洗濯できる家庭科室

会議室の前には、トロフィーがいっぱい
 撮り集めた写真から、いいところがわかるような写真を選んで印刷し、ワークシートに貼りました。どんなところがよいと思ったかを文章にまとめました。

 まとめ方は、国語「おもしろいもの、見つけた」で学習した文章表現を参考にしました。教科で身に付けた力を活用することも、総合的な学習では大切なことです。

 子供たちのまとめた作品も、いくつか紹介します。(クリックすると大きくなります)
この学習で身に付いた力
 
  • 従来とは違った視点から対象を見直す力が高まりました。
  • 体験から情報を集めてまとめていく、という活動の進め方を理解できました。
  • 自分の見つけた良いところを伝えるための文を書く表現力が高まりました。
  • 自分の通う学校のよさを見つけることで、学校に誇りをもち、学校が好きになる子供がでてきました。
  • デジタルカメラの操作に慣れてきました。
 
 対象を身の回りから、学校へと広げていくことによって、世の中に対する視野が広がります。教科の学習にでも、同様に、学習の対象が広がっていくので(例えば、社会科は、学校のまわりから、校区全体、富山市内へと、学習の対象が広がります。)、学習活動全体で子供たちの視野を広げていくことができます。
 
 また、この時期には、体験的な学習を積み重ね、学び方に対するイメージをもつことも大切です。ここで得た豊かなイメージが、やがて、高学年になり、環境・国際理解などの体験することが難しい学習に向かい合ったときに、対象をイメージ化するときの手助けになると考えています。
 
 また、小学校中学年の子供たちにとって、デジタルカメラを使う技能は、1度ぐらい体験しただけでは、十分身に付きません。この学習のように、機会があるたびに、以前の体験を活かした活動を行うことによって、技能は習熟していくのです。同じパターンの学習を繰り返して行うことによって、次に似たような場面に出会ったときに、その力を活かすことができます。
 
 こうして山室中部小学校の3年生は力を高めながら、「山室中部のココがすばらしい」の実践へとつないでいきました。
文部科学省が示す、
総合と教科の関連についてはこちら
学習指導要領新旧対照表(総合的な学習の時間の取扱い)
中央教育審議会答申概要(平成15年10月7日)