みんな大好き

 この「みんな大好き」では、家庭や教室では見せない子供たちの保健室での様子を毎月お送りしています。心もから体も発展途上の子供たち。保健室では、真っ正面から向き合い子供たちを受け止めてあげたいと思っています。

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1年生の全学級で「自分のいのち」について授業を行った。
子供たちに、まず「ドク ドク ドク・・・・・・」という胎児の心音を聴かせた。
「この音は何かな?・・・・」
「えっ?心臓の音?」「もしかして・・・赤ちゃん?」
“赤ちゃん”という友達の言葉に、子供たちの目がパッと輝く。

「先生がなぜこの心臓の音をみんなに聴いてもらいたかったかというとね・・・」
「先生が初めて赤ちゃんができたとき、心臓の音が聴こえなくてね。
お医者さんに診てもらったら、おなかのなかで死んじゃってたの。そのときは、悲しくて、悲しくてね・・・」
「次に赤ちゃんができたとき、初めてこの心臓の音を聴いてとってもうれしくて、いっぱい涙がでたんだよ」
「だから、この心臓の音はね、おなかにいるときの目では見ることができない
みんなからのお母さんへ初めて送る『元気だよ、生きているよ』っていうメッセージなんだよ」と話した。

子供たちは、私の目をじーっと見つめながら、私語ひとつなく、真剣な表情で聴いていた。
私の思いを分かってくれたんだね・・・・・・・・ありがとう・・・

子供に誕生や小さいころの思い出を話すことによって、
子供の内面にどんな変化が起きるのか、まだそれほど分かってはいない。
ただ、大人が、そのときの気持ちや感情についてよく語ることによって、
ひとつのいのちを誕生させるのに、生かしていくために、
どんな努力をしてきたか、伝えることができる。
それは、子供が普段知ることができないことだから、
必ず子供自身にとって大切な大事な事実となる。
そして、その言葉一つ一つが
きっと、子供の支えになってくれると確信している。

”なかよし大作戦