保健室で出会ったこころにズシンときた言葉

  ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、わたしが研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子どもの今”を考えていきたいと思いページを作りました。

夢中で遊べる子どもになってほしい

 みなさんは、子どもと大人が違うところはどんなところだと思いますか?「声が大きい」「すぐ走る」「喜びも悲しみも全身で表す」「よく遊ぶ」など、いろいろ思いつきますね。その中でもわたしが大好きな子どもの姿は、休み時間になると、遊ぶために前だけを見てどこかに向かって走っていく姿です。その姿からは、あふれんばかりのエネルギーを感じます。

本校では、昼休みを延長して毎月15日と30日に「杉っ子元気タイム」を行っています。この主な目的は、外遊びの奨励です。そのため、この日は、担任も含め学校全体が外遊びを行います。行う遊びの決め方は学級によって違うかもしれませんが、ある子が、「学級全員で何をどのようなルールでどんなふうに遊ぶのか話し合いで決める。」と教えてくれました。この話し合い自体が学級の輪を強くさせていると感じています。ある担任から、この活動を通して、「いつも友達の輪になかなか入れない子どもも自然に入ることができるようになってきた。」という話を聞きました。また、この日は、休み時間が長いにもかかわらず、保健室に来る子どもの数も他の日に比べかなり少ないのです。少々のけがをしても夢中で遊んでいるので、気にならないのかもしれません。「夢中で遊ぶ体験」を通して仲間をつくり、集団のルールを学び、人間関係を学び、そして、のびのびした自分をつくるのだと思います。先日、中学校の先生から、「夢中になって遊べる子は、夢中になって勉強もできる。」という話を聞きました。そう考えると「遊び」って、いいことづくしだなあと思いました。


「わたし、休み時間が授業よりきらいかも・・・」

休み時間に教室棟の廊下を歩いていると、必ず「先生」と近寄ってくる子どもがいる。このような子どもは、友達の遊びの輪の周りを遠からず、近からず適当な距離でぶらぶらしている。本当は友達と遊びたいのだが、入れない子どもたちである。