保健室で出会ったこころにズシンときた言葉

休み時間の保健室には、表面的にはけがや病気が理由であっても、心に悩みを抱え来室する子どもがいます。子どもが見せる些細な変化やサインから、その問題が深刻なものかどうかを判断します。深刻な場合は、じっくり話を聴き、共感したり、本人の存在やがんばりを認めたりして、固まっている心をほぐしていきます。しばらくすると、悩みを語り始めるときもあれば、少し落ち着き教室へ戻ることもあります。

その悩みの1つとして「いじめ」があります。いじめ問題が発覚するたびに、いじめを受け心が深く傷ついた子どもや、いじめをしてしまった子ども、いじめを周りで見ていた子どもの気持ちを考えると、「もっと早くに気づいてあげていれば」「未然に防げなかったか」などと自責の念にかられます。いじめ問題は、学校、家庭が緊密に連携をとり、真剣に取り組まなければならない重要課題です。そこで、「いじめを生まない」という予防的な視点に立ち、いじめの発生を未然に防ぐためには、どのような人間関係づくりが大切なのか、またどのような対応が効果的であるのかなどについて、学校、家庭が共に問題意識をもって取り組んでいかなければならないと考えています。

2月17日に行われる学習参観後、PTA教養講座が行われます。講師は、富山大学人間発達科学部 客員教授 寺西康雄先生です。演題は「いじめを生まない人間関係づくり」です。

 昨年度まで小学校の校長先生をされ、多くの生徒指導の問題を解決されてきました。子どもたちの「いじめ」についてや、親としてのかかわりなど、日ごろの子育てに生かすことができそうな話題がたくさんあると思います。ぜひ、たくさんの保護者の方に参加していただきたいと思います

休み時間の保健室は、応急処置を求めて来室する子どもの他に、「なんとなく」や「遊びに」という理由で来室する子どもでいっぱいになります。そのような子どもの中には、泣きじゃくりながら来室してくる子や、一人ぼっちでいつもと違う表情で泣きそうになっている子など、「いじめ」についての悩みを抱え、来室する子どももいます。

 

 ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子どもの今”を考えていきたいと思いページを作りました。