保健室で出会ったこころにズシンときた言葉
  先月、高岡市男女平等推進センター所長 野村乙美先生を講師としてお招きし、子育て講座を行いました。テーマは、「子どものこころに寄りそって 〜気持ちを言葉にできる子どもを育てるために〜」です。自分の気持ちを素直に話すことができる子どもを育てるために、大人たちにできることはなにか、先月に引き続き、野村先生の講演をここに紹介します。

「気持ちを言葉にできる子どもは、自己肯定感が高い子ども」

【3歳〜6歳】自分でできる幸せを感じさせる
 自分のことは、自分でできるように仕向けていくことが大切である。「早くしなさい」「ちゃんとしなさい」「だめ」は、言わない。知らぬ間に「できない子扱い」をしている。この時期は、必要な感性の96%が育つ時期である。子どもは、自分のことをほめてもらって、親が喜んでいる姿を見て、「もっとがんばろう」と思える。このことが、将来仕事に対する意欲や前向きな生き方につながっていく。
【7歳〜12歳】人にしてあげる喜びを感じさせる
 この時期は、気配り、感謝する心が芽生えてくるので、それを育てることが大切である。小学生は、友達との共感能力が高く、友達ができることに対して一緒に喜んであげることができ、物事をポジティヴにとらえることができる時期である。だからこそ、人とのかかわりを通して大好きなことをたくさん作るようにする。また、この時期に見たり聞いたり、体験したりしたことは、将来のチャンスの女神をつかむことができる感性につながる。いろいろな所に連てってあげ、体験をさせてあげてほしい。お手伝いをしたり、決められたルールを守ったりすることも、大人になったときの道徳的な倫理感の土台となる。
この時期に、ぜひしつけておいてほしいことが3つある。
@あいさつ
 あいさつは、他者とのコミュニケーションに一番役立つ。「○○さんおはよう」と人称をつけられるとなおよい。子どもだけではなく、親から進んで行ってほしい。
A名前を言われたら、元気よく「はい」と返事
 物事をしっかり聞き、的確に判断し、論点がずれない人間に育つ。
B後始末、片付け
 あった所に戻す習慣を付ける。このことは、大人になると、仕事を順序よくできるようになる。親もしっかり片付けを行ってほしい。

  

 ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子どもの今”を考えていきたいと思いページを作りました。