みんな大好き

 この「みんな大好き」では、家庭や教室では見せない子どもたちの保健室での様子を毎月お送りしています。心も体も発展途上の子どもたち。保健室では、真っ正面から向き合い子どもたちを受け止めてあげたいと思っています。

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運動会の練習も終盤を迎えている今日この頃……
季節の変わり目ということや
疲れがピークに達しているということも手伝って、
体調不良を訴え、休み時間に来室する子どもたちが増えてきた。
  「先生、頭痛い」「先生、気持ち悪い」「先生、おなか痛い」
一人一人症状を聴いていくと、みんなつらそうだ。
できれば、全員休ませてあげたい……でも人数が多すぎる。
「熱ないし、もう少しがんばろう」と声をかけても、なかなか教室へ戻ろうとしない。

微熱があるAくんには
「微熱あるけど、どうする?保健室で休んでいくけ?休んでもいいよ」と声をかける。
「そうしようかな…」とたくさんの子どもたちに注目されながらベットに入っていった。
しばらくして、チャイムが鳴った。それを聞いたAくんがいきなり、
「やっぱり、行く!!」と保健室中に響きわたる大きな声で叫んだ。
「だって、次、理科だし。オレ、理科好きだから、受けたい!」と、飛び起きて出て行った。
まだ保健室に残っていた子どもたちが、Aくんに誘導されるかのように
あっという間に、教室へ戻って行った。
その後、授業中の来室は一人もなかった。
         
私は、Aくんの「やっぱり、行く」という言葉から
「勉強っておもしろい」「もっと学びたい」という気持ちを感じた。
Aくんに続いて教室へ戻って行った子どもたちも
Aくんのかけ声に、同じ気持ちを抱いたのではないかと思う。
病気もふきとばしてくれる、勉強の魅力。
保健室では、どうあがいても、提供できないことである。
“やっぱり、行く!!”