保健室で出会ったこころにズシンときた言葉

 ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子どもの今”を考えていきたいと思いページを作りました。

「今の子どもをめぐる問題の根っこは、自己評価の極端な低さ」

 学校授業参観の折、本校のスクールカウンセラーの明橋大二先生(真生会富山病院)に「子育てハッピーアドバイス〜子育てがラクになるコツ教えます〜」と題して子育て講座を行っていただきました

子どもについて「順番を守れない」「ごめんなさいって言えない」「なかなか落ち着いて勉強できない」などと、よく相談を受ける。でも、(左記の図を示され)「自己評価(自己肯定感)」が安定しない限り、「しつけや生活習慣」ましてや「勉強」なんてできっこない。土台の「自己評価(自己肯定感)」は、今まではあるのが当たり前だと考えられてきた。でも、現在は、育まれていない、それどころか傷ついていることが多い。自己肯定感が低い子は、どんなサインを出すか。「自分が嫌い」と言葉で表現できるとは限らない。私が出会った子のほとんどが、必ず「どうせ」と言う。これも、一つのサインだ。その他に、拒食症などの摂食障害やいじめる、非行犯罪といった様々な症状でサインを出す。私たち大人がそのサインに気づき、もう一度自己肯定感を育て直してあげることが大切である。

【具体的な子どもへの対応のポイント】

@小学生の間は、学年問わず、スキンシップを大切に。スキンシップは、自分が大事にされていることが実感でき、自分に価値があると思えるようになる。

A子どもの気持ちをくんで、話をよく聴き、言葉にして返す。子どもたちは、言葉で表現すること(言語化)ができず、身体化(腹痛)や行動化(髪を抜く)といったことで表す。子どもは、答えを言ってほしいのではない。子どもが「分かってもらえた」と感じることが大切である。そのためには、子どもが話したことを同じ言葉で繰り返したり、「〜だったんだね」と確認したりする言葉がけが効果的である。

B「がんばれ!」より、「よくがんばっているね」と、今のがんばりを認める。

C「ありがとう」は、最高のほめ言葉である。この言葉を言われることで、自分の行動が人の役に立った、意味があった、必要とされていると思うことができる。