保健室で出会ったこころにズシンときた言葉

小学校の時期は、大人から与えられるものばかりでなく自分の興味関心の広がりとともに、見るもの聞くものすべてから影響を受け、学び、心も体も成長していく段階です。しかし、この時代は一人一人に取り込まれたものが、表面から見えにくく、潜在期だと言われています。そのため、この時期に悪影響を及ぼしていたことが思春期に突然表れ、親や周囲の大人を戸惑わせることがあります。それは突然のことではなく、乳児期からの蓄積が表出されたものと考えられています。また、思春期以降の対人関係は、今までに蓄えられた、大人から受け取ったものの力が大きいと言われています。

小学生の時期は、子どもの心の吐き出し口は、本来家庭であってほしいと願っています。それは、生まれ育った家庭、親子関係の中でありのままの自分を出せるからこそ、厳しい社会(学校)に飛び出していけると考えるからです。自分の本当の気持ち、特に自然に出てくる負の感情(親を責める、泣く、口をきかないなど)を表現したときでも、親に受け止められたという関係。どんな叱られた後でも、大事に愛され、ありのままの自分を受け止められたという関係。そんな関係の積み重ね、経験が、この小学生の時期には大事なのではないかと思います。我が子から、つらい気持ちをぶつけられた時や負の感情を向けられたときは、親自身もつらいですよね。いつも、うまくかかわれるとは限りません。でも、いつも「今が大事なとき」ということを意識しながらかかわるようにしていくことが大切だと思っています。

 
ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、わたしが研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子どもの今”を考えていきたいと思いページを作りました。

『自分のことが好きな(自己肯定感が高い)子どもを育てたい』

保健室では、自分のことが大好きな子どもに育ってほしいという願いを込めてたくさんのことを発信していきたいと思っています。