保健室で出会ったこころにズシンときた言葉
授業の中で、子どもたちに赤ちゃんのころの自分を感じてもらえる体験として、赤ちゃん人形を抱っこする体験を取り入れました。しかし、子どもの感想は、「なんか、気持ち悪かった」「髪の毛が変だ」などと、人形としかとらえていない発言が多かったのです。これでは、せっかくの体験が生きていないあと思いました。そこで、生まれたばかりの我が子の写真を見せながら、母親としての思いを伝えました。



私の質問に、ふざけていた子どもたちの表情が一変しました。そして、子どもたちは「それは、世界にたったひとつしかない大切ないのちだから」「先生の大切な子どもだから」などと発表してくれました。
授業を通して、子どもたち「じぶんのいのち」を実感することは難しいことだ改めて考えさせられました。そして、最後に愛情たっぷりの家族からの手紙を読み家族への「ありがとうの手紙」を書きました。


<子どもの手紙>
・お母さんが生んでくれなかったら、私はいません。

・手紙泣きそうでした。心から感謝しています。
・家族みんなのためにいつも汗をいっぱいかくような仕事をしてくれてありがとう。
・私は、ずっとママのむすめだよ。

ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、わたしが研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子どもの今”を考えていきたいと思いページを作りました。

子どもに、誕生する不思議さや素晴らしさ、小さいころの思い出を話すことによって、子どもの内面にどんな変化が起きるのか、まだそれほど分かってはいません。ただ、大人が、そのときの気持ちや感情についてよく語ることによって、ひとつのいのちの誕生や成長を願い、どんな努力をしてきたか、どんな思いを抱いていたかは伝えることができます。それは、子どもが普段知ることができないことなので、必ず子ども自身にとって大切な大事な事実となります。そして、その言葉一つ一つが、きっと、子どもの支えになってくれると信じています。ぜひ、ご家庭でも何度でもお子さんの誕生に関する話をしていただけたらと思います。

この写真は、先生の子どもです。こんなくしゃくしゃの顔、みんなかわいいと思う?(子どもの反応:な〜ん、首を横に振る)そうでしょ。でもね、先生も家族のみんなも「かわいい、かわいい」って生まれた時大喜びしたのです。みなさん、先生がそう思ったのはどうしてだと思う?

「世界にたったひとつしかない大切ないのちだからです」

 9月10日に行われた家族学校参観の日に、2年生の学級で『じぶんのいのち大切ないのち』というテーマで授業を行いました。この言葉は、授業のときに子どもが発表した素敵な言葉です。

<家族からの手紙>
・生まれた時、あなたの命を大切に思い、涙を流して喜んだんですよ。

・うちの子に生まれてきてくれてありがとう。
・怒ったり、笑ったり、泣いたり、どんなあなたも宝物です。