新学期がはじまったが、生活リズムがなかなか軌道にのらず、
心も体もまだ自由気ままな夏休みから回復できずにいる子どもが見られる。
ある日、イライラする気持ちを抑えきれずに、保健室に来室したAさん。
Aさんは、自分で気持ちを落ち着けようと、
しばらくはソファに座り、黙って落書きをしていた。
しばらくして、表情が落ち着いてきたころに「気持ちは落ち着いた?」と声をかけた。
「今やろうと思っていたところなのに、Bちゃんが『早くしられんか・・・』って注意してきたが。
だから、たたいてしまった・・・」とAさん。
「そうか、やろうとしていたのに、先にいろいろ言われてくやしかったんだね」
と、まず気持ちを受け止めた。
「でも、たたくのは、どうかな?」と聞くと、「よくないこと」とAさん。
「じゃ、どうすればよかったかな?」と聞くと、
「もう、たたかない。Bちゃんに謝りたい」とAさん。

そんなやりとりをしていた後、
Aさんは、教室に戻り、落ち着いてBちゃんに謝ることができた。


保健室には、けがや病気以外の理由で来室する子どもたちもいる。
そんな子どもには、その子が話を聞くことができるまで待つようにしている。
(時には、私の方が根気負けすることもあるが・・・・)

そして、タイミングを見計らって、その子にあった言葉かけを心がけている。
ほめたり、はげましたり、ときには叱ったり、言葉の影響力は大きい。
だからこそ、子どもたちの心を動かす『言葉』を大切にしていきたい。
みんな大好き

 この「みんな大好き」では、家庭や教室では見せない子どもたちの保健室での様子を毎月お送りしています。心も体も発展途上の子どもたち。保健室では、真っ正面から向き合い子どもたちを受け止めてあげたいと思っています。

“言葉の力” 
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