みんな大好き

 この「みんな大好き」では、家庭や教室では見せない子供たちの保健室での様子を毎月お送りしています。心もから体も発展途上の子供たち。保健室では、真っ正面から向き合い子供たちを受け止めてあげたいと思っています。

“爪切り占い・・・お試しあれ
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 11月に入り、「先生・・・おなかが痛い・・・。」と保健室に来室する子供が多くみられるようになってきた。
 腹痛の原因として、排便がうまくいっていないことが多いため、
まずは「トイレに行って、ちょっとがんばっておいで・・・」と話す。
便が出てすっきりする子供もいるが、
だいたいの子は、学校で排便をするのが嫌いである。
そのため、「出んだ〜。」と、あっという間に保健室に戻ってくる。
 次に、体温を測定する。
熱は、ほとんどといっていいほど、ない。
「熱もないし、がんばって行ってみっか!」と言ってはみるものの、
なかなか首をたてにふってくれない。
痛みの部位や発熱の有無を確認して、
私の強い助っ人、
“湯たんぽ”を登場させる。
「湯たんぽを作ってあげるから、がんばってみられ・・」
と言って湯たんぽを渡すと、
なぜかほとんどの子が教室へ帰っていく。
そして、授業が終わったら、
「先生、治ったよ〜。」と元気に湯たんぽを返しにきてくれる。
それでも、湯たんぽの手当てにも、負けない強い腹痛がある。
そんなときは、熱がなくても、
保健室で1時間休ませるようにしている。
そして、「湯たんぽと私の手による腹部マッサージ」のダブル手当てを行う。
おしゃべりしながら、ゆったりした気分でこの手当てをすると・・・
だんだん、痛みがなくなってくる。
また、便が出てすっきり治ることもある。
 実は、この手当ては、よく腹痛を起こしていた私に、母がいつもやってくれていたことなのです。遠い記憶に、湯たんぽをあて、おなかをさすってもらうと、なぜかあったかくて、痛みがやわらんでいったことを思い出します。子供たちにも、そんな気持ちや感覚を味わってもらいたくて、保健室では、あたたかさが伝わる手当てを心がけています。