『今が、大事なとき・・・なんです。』

 保健室には、いろいろな子供がきます。そんなときに、「この子とどう接すればいいのだろうか・・・」と、悩むことが多々あります。そこで、『子供との接し方』や『子供の悩み』について、みなさんと一緒に考える機会がもてたらなと思いページを作りました。

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『あの子、優しい子でね。』という会話をよく耳にすることがあります。女性が男性に優しさを求めるようになり、そういう社会的な傾向が子育ての方針にも影響を与えているのかもしれません。他人を傷つけたくないから言いたいことおさえることは人間の優しさですが、今の子供を見ていると、言いたいことを表現する方法を知らないから言わない、言えないという面もあるのではないかと感じています。
例えば、家庭や友達とのかかわりの中でも必ずぶつかることがあります。そのときは、優しいだの何だのと言っていられません。「もっと、私の気持ちを分かって欲しい!!」という思いが自然に出てきます。そして、相手に思いが通じなかったら、相手を責めるとか、口をきかないとか、そのようなことが必ず起きてきます。それを避けて、言いたいこともいわない、がまんをするとなると、そのストレスはいったいどこへ向けられるのでしょうか。
言いたいことがあるのに言えない子には、@言いたいのだけれど表現できないA自分の内側に感情をためこんでしまうB言いたいのに相手がいないの3つのタイプがあります。保健室には、Bのタイプの子供がやって来ます。思いっきり話をして、問題を解決する糸口を自分で探している子。ただ来てぼっとしている子もいます。「どうしたの?」と声をかけると、にこっとして帰っていく子もいます。子供は、自分の問題をそのものを話すわけではないのですが、私とのかかわりを通じて、問題を自己消化しているのかもしれません。 
しかし、心の吐き出し口は、本来家庭であって欲しいと思います。少なくとも思春期に入る前の小学生のうちに、子供が自由に話ができる環境を作ってあげて欲しいと思います。そして、自然に出てくる負の感情(相手を責める、口をきかないなど)を受け止めてあげて欲しいと思います。
保健室で出会ったこころにズシンときた言葉―A>  「え〜、自分のこときらい・・・」
「自分のこときらい・・・」