『今が、大事なとき・・・なんです。』

 保健室には、いろいろな人がきます。そんなときに、「この子とどう接すればいいのだろうか・・・」と、悩むことが多々あります。そこで、『子供との接し方』や『子供の悩み』について、みなさんと一緒に考える機会がもてたらなと思いページを作りました。

 

<第1回> 
子供の出しているサインを受け止め、どう対応していくか。子供は、なにを求めているのか。

少年犯罪や不登校などの報道を聞くたびに、子供たちが抱えている心の問題の複雑化に驚き、発覚する前にどうして気付いてあげれなかったのかとくやしい思いにさせられます。このような状況の中、子供たちの心の中にある問題をどう発見していくかが、私たちの大きな課題ではないかと思います。今、目立った問題はなくても何か潜在しているものはないか、常に問題意識をもって、子供たちの出しているサインに目を向ける姿勢をもたなければなりません。

《 子供からのサイン 》
@ 3つの言葉「ムカつく、キレる、疲れた」
  最近の子供はちょっとしたことでもすぐに「ほんとムカつくよね!」「キレた!」という言葉をよく使います。こういう言葉をいつも繰り返し使っていると、だんだん悪い気分や感情が心の中に蓄積されて、いつも不安な気持ちや緊張した気持ちで過ごすことになります。そのため、いざプチンとキレてしまったとき、あまりにもたくさんの原因が蓄積されているため何が原因でそういうことになったかということが はっきりしないことが多いのです。
 「疲れた〜」という言葉もよく聞きます。子供なのにどうして疲れるの?と思うのですが、いろいろな原因があるようです。親、学校の先生、友達の前で『よい子』を演じなければならないことが1番の原因のようです。また、よい子を演じなければならないのは、友達関係作りが未熟であること、大人の先回りの優しさから、指示したことはできるが自分から何かをやろうという自主性や自発性が身に付いていないこと、大人の気持ちを察して、自分の思いを伝えられなくなっていることなどがあげられます。
A いわゆる「よい子」の本当の姿
  「『よい子』であることは、いいことなのでしょうか。」といわれると、何か、ドキッとします。よい子とは、大人の期待通りでしかられることもない、指示したことは言われた通り行える、いわゆる何も問題がない子供のことです。しかしよい子は、何か自分らしさがなく、よい子を演じるためのストレスによる爆弾を抱えています。子供は、悪いことをしたり、失敗をしたりして成長をしていきます。悪いことも失敗もさらなる成長の手段なのです。

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