平成15年3月29日(土)
 富山・水・文化の財団が、住みよい環境づくりのために、地域において自然環境の維持、改善について優れた研究や活動をしている学校や諸団体を顕彰している「とやま環境賞」は今年度で7回目となります。今までに約50ほどの団体が顕彰されたことになるそうです。
 昔は自然がいっぱいあった富山も、都市化や経済発展の影にいろいろと環境破壊が進んでいるようです。何とかよりよい環境への復帰を願い、合わせて人間性が失われないようにと平成2年に財団を発足させ、顕彰制度は平成8年からということを聞きました。
 過日、世界水フォーラムが京都、滋賀、大阪で開催されましたが、命の根源である「安全な水」の供給をはじめ、様々な水問題についての「世界水会議」、170余国の方々が参加・討議され、最終日には閣僚宣言がなされたばかりです。
 授賞式の前には、各団体の取り組みがビデオで紹介され、様々な活動の様子を伺うことができました。各校の取り組みを紹介します。
<大門町立浅井小学校>
 「水辺の水族館」の設立や庄川に生息する生き物とのふれあいから、水環境の大切さを学び、地域に広めている。紹介ビデオでは、井戸掘りやトミヨの里ミニ広場についても映し出されていました。
<氷見市立十二町小学校>
 絶滅に瀕したオニハスを復活させるなど、自然を守り、その運動を地域に広げている。これまでに育てたオニハスの葉の直径が2メートルにもなったものがあるそうです。
<富山県立二上高等学校>
 県内の学校では、初の国際規格ISO14001(環境マネージメントシステム)を取得、地球環境を全校で考え、実践している。
<富山県立にいかわ養護学校>
 メダカとカダヤシの生息調査を通し、自然の大切さを学び続けている。同じ水槽内で、この2種類の魚が飼育できるかという課題の解明についても取り組んでおられるようです。
<富山大学理学部助教授  張 剄さん> 
 海底湧水の研究を通して、森と海の関連など地球の循環メカニズムを解明している。
いただいた賞状と記念品
<赤祖父水郷のみなさん>
 地区住民が一体となって、長年赤祖父山と稲作に欠かせない水を守り続けている。山番といって、随分昔から記帳もしっかりされ、今も2〜3人ずつで、三日もかけて山まわりをなさっている
継続的なご苦労に感動を覚えました。
 授賞式は、富山テレビ放送局で行われ、「富山・水・文化の財団」理事長様より、この財団や「とやま環境賞」についてのご紹介がありました。その中で、今や環境問題は他人事でなく、自分とのかかわりで考え、できるところから実践に移していかなければならないという危機的な問題であると伺いました。私たちも、これを機に、さらによい環境づくりに少しでも役立つ充実した取り組みをしていきたいと思いました。
<五箇山森林組合  小林 亀清さん>
 森の環境を守り、世界遺産合掌造りの茅葺き文化を継承している。見事なほど美しい五箇山の合掌造りの屋根は、両手を合わせた形をしていることは知られている。この屋根の葺き替え作業に携わって43年間という小林さん、15人ほどで1ヶ月はかかるという大変な作業。。それまでには、材料となる茅を育て、刈り取り、乾燥もさせねばならない。私ひとりではできない仕事、みんなが名人。みんなでこの文化を守り、伝えたいとの受賞者の声に胸を打たれました。
受賞者代表 お礼のことば
3人で、賞をいただく