ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、わたしが研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子供の今”を考えていきたいと思いページを作りました。

 



『他人の心がわかるということ』

 “心豊かな子供”という言葉を一度は聞かれたことがあると思います。筑波学院大学学長の門脇厚司氏は、心豊かな子供とは、「相手の身になって、あるいは相手の立場になって、ものを考えることができる子、他人の心がわかる子供のこと」と述べられています。相手のことを考えながら、様々な相手とのやりとりを自分の頭の中で、自分がこう言ったら、相手はこう答えるだろう、自分がこんなことをしたら、相手はこんなふうに応じてくれるだろうと具体的に思い描くことができる、そんなことが『他人の心がわかる』ということになるのではないかと思っています。他人の心がわかるようになるためには、他人と直接会い、話し、行動を共にするという体験を積み重ねていく以外にないと言われています。子供たちとのかかわりから、いろいろなことでの成功や失敗の体験が少ないように感じます。特に、成功体験は、子供たちが積極的に自信を持って、他人とかかわっていくときにとても重要な要素となります。例えば、けんかをしたら、どのように謝れば、相手が心地よく許してくれるかとか、同じような内容を伝えるにしても、どのような言葉が人を傷つけたりしないかなど。けんかのときの成功体験をもつためには、けんかを何度も何度も体験しないといけません。そのときに、必ず成功体験を手に入れるという保障もありません。でも、失敗体験も成功体験も必ず、子供が自分を助けるための手立てとなることは確かであると思っています。それは、自分の力で体験し獲得したからです。一生懸命、今を生きている子供たちを一緒に応援していきましょう。

「あの人なに考えているかわからん・・・・」

トラブルが起きたとき、両者を呼んでお互いの話を聞くことがある。そんなときは決まって、2人の思いがすれ違っていたり、相手の思いに気付けずに苦しい思いをしていたりする。わからなかったら、直接本人に聞けばいいのにと、歯がゆい思いをする。しかし、当の本人たちは、本当にどうすればいいのかわからない。

トップページへもどる
保健室で出会ったこころにズシンときた言葉