ここでは、子どもが保健室に残していった言葉から、わたしが研修会で学んだことや児童心理の雑誌などを参考にしながら、保護者の方と一緒に“子供の今”を考えていきたいと思いページを作りました。

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第3回
「大人は、
 子どもが命令を聞くのは当たり前だと思っている。」
  

大人は子どもとの関係に慣れがあって、思わぬ落とし穴に気付かないことがある。子どもの言葉がそれを教えてくれた。大人は、『よかれ』と思って語り、指示しているが、それを受け取る子どもの気持ちはどうだろうか。大人は、意識の上では子どもを見下しているわけではないが、無意識で子どもを見下しているのかもしれない。

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「大人のかかわりが子どもの自己表現につながる」
 
人が心で思うこと、感じることが、その人の顔の表情や声の調子、言葉となって現れる。ちょっとした「しぐさ」「動き」など、「すべて」のものが、その人の心から押し出され「その人の自己表現」となる。大人たちの自己表現によって、子供たちは「受け入れられている」「無視されている」「関心を持たれていない」といろいろな気配を感じる。そう考えると、大人がまず己の心の有様を見つめ直すことが大切なのではないかと思う。例えば、大人の「ものの言い方」が子どもの心を傷つけ、子どもが落ちこんだり、怒ってしまったりしたとき、大人が「そんな気持ちで言ったのではない」とか「そんな深い意味はない」などと言っても、それで、子どもの心の傷が癒えるものではない。子どもは、大人の言動や表情やものの言い方などからその気配を感じる能力がある。言葉の働きは、「どう言ったか」ではなく、大人が「どんな気持ちで言ったか」それによって、「どう受け止められたか」が問題となってくる。
「この世で一番難しいことは自分を見つめること、一番たやすいことは他を批判することである。」
  
子どもと接するとき、自分がどんな気持ちでいるか謙虚に見つめ直す必要がある。

保健室で出会ったこころにズシンときた言葉