明日の稚児舞

 明日の法福寺で、毎年4月18日の観音会に奉納される稚児舞は、国指定の重要無形民族文化財です。この舞は、遠く平安の昔から継承され、戦国のころ、兵乱で一時衰微していましたが、文禄年間(1592〜1595)にこの寺が再興するとともに復興したと伝えられています。
 この稚児舞は、「矛の舞」「太平楽」「臨河の舞」「万歳楽」「千秋楽」の5曲から成っています。日本伝統の雅楽が地方の寺院に伝えられ、次第に土俗化して、現在のような様式に成ったものと考えられています。
 稚児舞は、明日地区の10〜14歳の男児4人で舞います。(大稚児、小稚児それぞれ2人ずつ)が舞います。「矛の舞」は2人で、その他の舞は、4人で舞います。
 稚児は当日、真言宗のお坊さんたちとともに本堂に参拝し、導師(中心となるお坊さん)が御本尊の前に登壇して理趣三昧(理趣教のお経を一心に唱えること)を行い大般若経を転読(経文をとばし読みすること)する間、舞を続けます。