旭ヶ丘だより
 PTA通信第98号より  

「悔いのない高校生活を・・・」  PTA会長 武内 清

 
学校再編がスタートして、今年から本校に入学してくる生徒がいなくなりました。今年度は二学年、そして次年度は一学年となり、先行きに漠然とした不安を感じている方も多いのではないかと思います。
 いろんな面でいろんな問題が起きそうな、この年にPTAのお世話をさせていただくことになり、身の引き締まる思いでいます。PTA会員各位には従前以上のご協力をよろしくお願いいたします。
 先に行われたPTA総会でもお話しさせていただきましたが、本校で学び卒業していく生徒たち全員に「沢工に来て良かった」「楽しい高校時代だった」と思ってもらえるように、校長先生をはじめとした教職員の皆様と私たちが力を合わせて、大人の責任で本校の生徒達をフォローしていかなくてはいけないと思っています。生徒数の減少がPTAの活動や、学校の運営に悪影響を及ぼすことは必然ですが、本校に拘わりを持つ全ての大人達が、その事実をしっかり受け止めて理解することで良い方向に向かわせることは十分可能だと感じています。
 子どもが高校生にもなると家庭での会話が少なくなり、学校での出来事や学校のことを聞く機会がなくなって、家庭と学校との距離が遠のいてしまいがちです。今年度はPTAの委員会組織を少し充実させてより多くの役員の皆様に参加していただけるようにしました。また、役員以外の皆さんにも子ども達を介していろんな情報を届け、皆さんの意見がいろんな面で反映されるように家庭と学校との距離が少しでも近付くように努めたいと思っています。
 先生方に「この学校の生徒たちの様子はどうですか?」と尋ねると、口を揃えて「素直で良い生徒ばかりです」と答えて下さいます。ある意味、先生方には私たち親以上に生徒達のことが見えていて、理解しているのかもしれないと思うことがありますし、生徒達もきっと、そんな先生方を心から、もしかしたら親以上に信頼しているのかもしれないなと感じます。
 卒業して間もなく母校を失くしてしまう子ども達のことを思うと可哀想に感じますが、部活動や学校行事を通じて多くの友人、先輩、後輩を持ち、地域や家庭、先生方と関わりを深めることで、逞しい社会人に育って欲しいと願ってやみません。
 誇りを持って「母校は、大沢野工業高校です」と、全員が揃って言えるように、私たちも最善の努力を惜しまないように支えていきたいと思います。


 

有意義な高校生活を送るために  校長 當流谷 正博

 
本校には、平成五年から五年間お世話になっていましたので、故郷に戻ってきたような懐かしさとともに着任させていただきました。今年から、再編・統合が年次進行でスタートしたため、当時と比べれば学校の規模は小さくなりましたが、教室や実習室での学習、放課後の部活動などを見ていると、本校生徒はいずれも明るく素直で、元気にのびのび生活しており、大変嬉しく感じています。先日行われた体育大会でも、各競技や応援合戦などに全校の生徒が一丸となって取り組み、熱気溢れる一日とすることができました。生徒会役員や係生徒、写真部員や放送部員が暑さに負けずに飛び回っていたのも印象的でした。
 生徒諸君がこのように元気に学校生活を送ることができますのも、日頃からの保護者の皆様の本校教育活動に対する多大なるご理解とご支援、そして、ご家庭でのご指導のおかげであり、心よりお礼申し上げます。皆様の暖かい思いや願いに支えられ励まされて、本校生徒はのびのびと振る舞うことができているものと確信しています。
 高校再編ばかりでなく、高等学校授業料無償化、百年に一度と言われる経済情勢など、時代は大きな転換点を迎えているように思います。今年度は、高等学校において新学習指導要領の一部実施も始まり、「生きる力」の大切さが改めて問われているところです。大きく早い変化が起きている世の中にあって、本校の生徒の置かれている状況を考えるとき、ひとりひとりが有意義な高校生活を送っていくには、自己のあるべき姿をみつめ、周囲の人々と協調しながら、毎日を大切に過ごしていくことがなによりも重要であると思います。そのため、生徒には、相手の言うことに耳を傾け、しっかりと理解すること、自己の考えを正しく相手に伝えること、適切に判断し行動することなどを学んでほしいと考えます。
 ご家庭でも、人生の先輩として、保護者の皆様から社会の様子を説いていただき、将来の自己の在り方やこれからの生き方をじっくり考えさせていただきたいと思います。思春期は嵐の時代とも言われる時期ですが、生徒諸君が未来に向かって羽ばたいていけるよう、ご家族とのコミュニケーションの場をこれまで以上に持っていただければ幸いです。
 PTAでは、五月の総会で武内新会長をお迎えし、当初より積極的なお取り組みをいただいているところです。宮本前会長には、通学バスの運行維持をはじめとして、先頭に立って多大なご尽力をいただきました。心より敬意を表し深く感謝申し上げます。今後とも、会員の皆様共々、生徒の明るい笑顔や元気を励みに、本校教育の充実に取り組んでいきたいと考えていますので、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。