入浴剤の秘密を追え

                                              〜入浴剤の効能と作り方〜                  

 班員 岩瀬・坂本 

 

@目的   入浴剤を使うとどんなメリットがあるのか、普段使っている入浴剤を

実際に作ってみて炭酸ガスが出る仕組みとその効能を調べる。

 

A入浴剤  炭酸水素ナトリウム・無水硫酸ナトリウム・フマル酸

の材料  フルオレセインナトリウム(着色料)・香料・エタノール

 

B用具   はかり・薬包紙・乳鉢・乳棒・200mlビーカー・駒込ピペット(スポイト)

薬さじ・ガラス棒・木板・型

 

C作り方  1、炭酸水素ナトリウム16.8g(0.2mol)

無水硫酸ナトリウム14.2g(0.1mol)

フマル酸11.6g(0.1mol)

フルオレセインナトリウム0.1gを乳鉢に取り均一に混ぜる。

 

 

 

 

 

 

2、均一にした粉末をビーカーに移し、香料を加える。

 

3、エタノールを加えつつ、固める。(注:この時、エタノールを加えすぎない。)

 

 

4、木板に乗せ、圧縮し形を整える。

      

5、エタノールを蒸発させて、完成!!(制作時間25分・乾燥時間2日)

 

 

D炭酸ガスの出る仕組み

   炭酸より強い酸を加えると弱酸である炭酸は遊離し追い出され、二酸化炭素を発生する。

2NaHCO3+HOCOCHCHCOOH

NaOCOCH=CHCOONa+2H2O+2CO2

 

酸性度  フマル酸>炭酸

 

E実験 〜炭酸ガス入浴剤の入ったお湯と普通のお湯の違いを調べる。

(1)    同温同量のお湯を二つ用意する。

(2)    一方に炭酸ガス入浴剤を溶かす。

(3)    手を入れてしばらく待つ。

 

F実験結果  被験者4人全員が炭酸ガス入浴剤を入れた方がほのかに温かいと感じた。

 

G入浴剤の効能

  炭酸ガス・・・皮膚呼吸により毛細血管に取り込まれ、体内を酸素不足にする。

         そのため速攻で酸素を吸収しようと反応し、血管を拡張する。

         そして血行がよくなり、体温を上昇させる。

 

硫酸ナトリウム・・・皮膚の角質を軟化し、肌をツルツルにする。

 

 

  Iいろいろな入浴剤

  

今回使った入浴剤はオールシーズン使えるものですが、材料の分量を変えること

で季節に合ったものを作ることができます。

 

★夏用クールタイプ

     ほかの材料に対して炭酸水素ナトリウムを多めに入れると体を冷やすためすっきりできます。

     色は青のような寒色系の色を使うと効果的です。

★冬用ホットタイプ

     こちらはほかの材料に対して硫酸ナトリウムを多めに入れます。

     色はオレンジや赤などの暖色系の色を使うと効果的です。

★おまけ

  癒し効果のアイテムとしてはにおいも重要な要素です。自分の好きな香りを加えて楽しめます!しかし作る過程で乾燥させる行程がありますので水にスグ溶けそうな固形のものを使うと良いと思います。ちなみに僕たちはコーヒーの粉を使いましたがこれは溶けきらないのでお勧めできません。果実の汁などを入れてみてもいいでしょう。

 

感    想

坂本   入浴剤について調べてきた僕たちは、この研究を通して入浴剤を考えだし、それを作った人はすごいと思いました。普段何気なく使っているものですが、その中には数々の化学的根拠があり、人への思いやりがあります。化学とはすばらしいものだと感じました!!これを機に普段なにげなく使っているものに興味を持ち、それを通して化学のすばらしさに触れていきたいと思います☆                             

 

岩瀬   今まで何気なく使ってきた入浴剤を手軽に作ることができ、その入浴剤に様々な効能があることがわかって驚いた。その入浴剤を風呂に入れるだけで体が温まり、なおかつ美肌効果まであるなんて意外な発見に僕は満足です。

さらに発表後の調べにより「どうして二酸化炭素を吸収することによって血管が拡張するのか」という新たに生まれた疑問を解決することができました。思い描いていた結果ではなく、まったく考えていなかった結果だったので驚きましたが、考えもつかないようなことに挑戦するのが化学なのだと教えられました。僕は化学がますます好きになりました。