平 成 22 年 度  学 校 総 合 評 価
 
 今年度の重点目標に対する総合評価
  本校の教育目標および学校教育計画に基づき、6項目の重点課題(学校アクションプラン)を設定し、その目標達成にむけて取り組みを進めてきた。
  特に成果が上がった課題(A評価)は、「電気使用量の削減」である。
 電気使用量の削減に関して学校として推進した方策に、よく応えて実践した生徒全体の前向きな姿勢が特に評価される。今後も全学科で環境に関する科目の学習やエコスクール活動を行い、環境を大切にする技術者の育成を目指し、環境教育に積極的に取組む方策を推進する。
  ほぼ目標を達成した課題(B評価)は、「工業に関する資格取得の奨励」である。
 ジュニアマイスター顕彰表彰者数および製図検定合格率は目標値を超えた。危険物取扱者試験合格率は、3年生では目標を達成できたが2年生は若干目標値を下回った。土木施工管理技術検定は残念ながら合格者がいなかった。ジュニアマイスター顕彰受賞者の増加を目指し、補習体制などさらなる工夫が望まれる。
 「基礎学力の定着」は、取り組み4年目となり、難易度の少し高い問題集に変更して実施した。そのため、第1回目の基礎学力テストの平均点は大幅に低下した。しかし、第2回目のテストの平均点が上がっていることから、生徒が地道に課題に取り組んでいることがうかがえる。しかし、学習に取り組もうとしない若干名の生徒の指導などまだ問題が残る。社会人として必要な教養や人間力を身につけるためさらなる改善が必要である。
  「進路指導の強化」では、2年生のインターンシップにおけるの満足度向上に取り組んできた。84%の生徒が満足しており3年生の進路指導に繋げたい。就職指導では、求人数の減少を見越し6月から管理職、部科長による会社訪問、生徒には7月下旬から数学、国語、小論文の補習、8月下旬からの面接練習など継続的な対策を講じ、進路に対する意識を高めさせた。次年度も生徒同士が切磋琢磨し、進路について考えられる環境づくりが必要である。 
  「遅刻指導の充実」では、1日あたりの平均遅刻者数を1.5人以下とし、基本的な生活習慣の確立を図った。しかし、特に2年生の遅刻者数の増加により、2.26人と数値目標を大きく上回る結果となった。遅刻を繰り返す生徒に対する指導や時間を厳守する意識づけの徹底を図るとともに、生徒指導のその他の分野への影響も考慮し、生徒全体の指導に当たりたい。
  部活動への積極的参加については、生徒数が少ない中で活動の目標を立てさせ取組んだ。次年度は特に、ボランティア部所属の生徒について活動内容も含めて活性化策を講じたい。
  全体的には、基礎学力の充実の成果や早期の就職希望者全員の内定達成に見られるように、出口指導が行き届いてきていると判断でき、総合評価をCとしたい。ただし、遅刻者数の増加が生徒指導全体に及ぼす影響について今後注意し、指導の手を緩めることの無いよう学校全体としての指導力アップに努めたい。
 
 次年度へ向けての課題と方策
   この学校評価に関して、学校評議員会での意見の中に次のようなものがあった。
  1)基礎学力テストの点数や資格取得の合格者数など結果ばかりにとらわれずに、学習する意欲や資格取得への取り組み姿勢を育んで欲しい。
  2)生徒数減により生徒が不利にならないような方策を立てて欲しい。
  3)生徒が意欲を持って活動することが充実感につながる。自信をつけさせて欲しい。どれも、次年度に向けての課題として考慮すべき要素である。
   重点目標の達成度や学校評議員の方々の意見を基に、以下のような方策を講ずることで次年度、本校最後となる教育計画を整備したい。
   @ 近年減少傾向にあった遅刻者数が昨年度より増加に転じた。基本的な生活習慣の確立のために遅刻防止の指導の徹底を図る。
   A 生徒一人一人が達成感・充実感を味わい、学校全体が元気になるような活動を展開する。
   B 本校の目指すべきものとして、ものづくりを基盤とする全人教育の推進」・「少人数の利点を生かし個々の生徒に目の行きとどく指導」の2点を中心に据えて重点目標の設定や指導の徹底をさらに図っていく。