聴覚障害とは,「聞こえの能力に障害のある状態」をいいます。一般的には、外耳から大脳皮質の聴覚野に至る聴覚伝達回路に何らかの障害があって、聞こえにくくなっているか、聞こえない状態(聴覚感度の低下)、または聞き分けにくくなっている状態(聴覚的弁別力の低下)と定義することができます。

耳のしくみと聴覚障害

(1) 耳のしくみ

リオン社「補聴器コンサルタントの手引」より

(2)聴覚障害の種類

伝音難聴:
 外耳から中耳を経て内耳に至るまでの音を機械的に伝える部位(伝音系)に病変が見られるもので、聴力レベルが70dBを越えることはありません。

感音難聴:
 内耳(蝸牛)聴神経・中枢神経伝導路を経て大脳皮質聴覚野に達するまでの聴神経の部位(感音系)に病変がみられるもので、聴力レベルは軽度のものから全く聞こえないものまで,状態は様々です。

混合難聴:
 伝音難聴と感音難聴が合併したもの